2話目感想


やはり 作画はとてもキレイ。
まだ [舞台は新宿]を紹介するためか、
よく知った実在の風景が ちらほら出てくるのが、ちょっと嬉しい。
(JRの駅階段とか)
…家の借金のカタに、ヤクザに娘を奪われたから
取り返して、と頼むホームレスのおっちゃん。
 ところが 攫われたという娘は、その愛人に
収まって、結構ウハウハな生活を送っていた…。

 こーいう場合、娘が不幸なら取り戻して
めでたしめでたしだけど、開き直って愛人で
満足してる辺りが、ちょっとリアル(^^;)
蛮ちゃんの「ほっとけ」は、冷たさと言うより、
世間を知った 大人の意見だと思う。

 そうなると現在ホームレスの状態で、
娘を取り戻したいと訴える、おっちゃんが、諸悪の根源に見えてしまうぞ。
無理な借金重ねて、娘をカタに出しちゃってるんだもん。
…お金じゃ幸福は買えないかも知れないけど、
貧乏すぎても、幸福は来ないと思うし…。

 おっちゃんの「取り戻してくれ」が、結局
どのレベルか判らなかったのが、感情移入できなかった要因かな。
「一言謝りたい」というだけなら、
 自己満足なだけで 現状維持には変わらないわけだし、
かといって「娘をヤクザから 救い出して」というなら、今後の見通しも
やり直した生活基盤も ないのに 無茶言うな親父、な印象だし。

 まぁ ヤクザが 自分の家を陥れた
ことにリカさんが気付いた(というより、追い詰められた悪人、
自分でペラペラ話し出した。時代劇か?)という話は少年漫画では斬新。
 この後、ヤクザ裏切って父の下に
逃げるというならありがちだけど、愛人生活維持みたいだし。
…で、一番気になってるのが
ラストの邪眼。 あれ、銀ちゃんにも邪眼かどうか
わかっていないみたいだったけど、
…蛮ちゃんの目を直視してなくっても、邪眼ってかかっちゃうの!?
 だとすると、邪眼って無敵!?

敵がいっぱい居る時は、同士討ち狙えばいいし、
単独なら 無抵抗な相手しとめるの、1分あれば 十分だし…
謎だ…。