「そんなに 震えないでくれ
…もっと 何かしてしまいたくなる」
 耳元でからかう、俊樹の
囁きは、甘く笑いを含んでいるが
本音も混じっているだろう。

 誰より、何より 自分を理解している
二人だけに 自分の攻撃を封じる手段も
知り尽くしている。
 軽く廻された腕も、そうとは
意識させないが、巧みに花月の
動きを封じ込めていた。
花月の双眸に、自分を凝視する十兵衛が映る。
 見えていない筈の、十兵衛の視線。
意識過剰になっているのだろうか。
 敏感な肌に、突き刺さるように
灼けつく。 
 羞恥で、頬が紅くなっているのを
気付かれないのが せめてもの救いだ。
 
堪えるように、無意識に唇を噛み締めた瞬間、
正面の十兵衛が 呟いた。
「フ…随分と 嬉しそうだな 雨流」
背後にいる 俊樹の表情は、自分から
見えない。嬉しそう、という言葉が
一層 自分を 心細くさせていることに、
十兵衛は気付いていないのだろうか。

「幼い頃から 一緒のお前と
違って、震える花月を この手に
したのは、初めてだからな。
…役得だ。少しぐらい大目に見ろ」

 我ながら、性質が悪いと自覚はあるが
誰も 見たこと無いであろう花月の、
無防備で 頼りなげな様子に
俊樹の嗜虐心が 煽られる。 
 わざと 一度シャツの裾を落としかけ、
たぐるように 手元に巻き付け、
先程より せり上げた。
 胸の中心の 赤い蕾が 白い肌の上に
艶かしく咲く。
 外気に晒された ソレは 意志とは反対に
誘うように勃上がった。

「も… やだぁ 離し…て…」
 隠されていた胸元までが、露わになり
恥かしさで 脚元がガクガクと揺れる。

膝を硬くし、大人しく二人にされるがまま、
俯く花月。
 
挑発的な 二人の双眸に曝され、
眩暈のまま 倒れぬよう保つだけで
精一杯だった。
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何だかリレーっぽくなってしまった「風雅褌」シリーズ(笑)
お笑いで はじめた筈のふーかさんを このようなエロエロ話に引き込んで
しまい、申し訳ございません!…等といいつつ、お邪魔した時2222番を踏んだのを
良いことに、「続きくださいv」とねだってしまいました。
 鼻血でそうな 花月を頂き、調子に乗って駄文を 添付。

恥らってる 花月が 堪りません!
おいしく ウチの 親衛隊が 御馳走させて頂きました