「ほな、、そろそろおいとましますわ〜」
そう言って、笑師と亜紋は帰って行った。。。

例えていうなら「嵐」?いや、違うな、、、嵐や台風なら、この前きてくれた銀次さんたちだな。
食べるだけ食べて、残骸だけ残して去って行った。。。

笑師と亜紋は、、なんだろう。。。。「愉快なゴースト」?
さしずめ、十兵衛は、退治しにいったけど、、逆に憑依されちゃったゴーストバスターってかんじであろうか。。

とにかく、なんだか、今日は疲れた。。。
このまま、片付けもしないで、、寝ちゃいたい気分である。

十兵衛は、というと、、なんだかまだ、さっきの興奮冷めやらずな雰囲気で、、
「しかし、今日の宴会は楽しかったな。こんなに楽しくて
ええんかい、、って感じだな」
と、にっこにこしてる。。。。
今日の催しは、けして宴会などではない。。
それをわざわざ、宴会と称するのは、、この駄洒落が
言いたかったからなのだ。。。
これ、、、いつまで続くの〜〜〜。。。。。。と、
花月がぐったりしていると。。。。
途端に真面目な顔になり、、
「花月。。。」とひとつトーンを落とした口調になったので。。。
何事かと、、、驚いて、十兵衛の顔を見つめる。

こんな顔、、久しぶりにみた気がする。。。
二人で、ここをでよう。。一緒に駆け落ちしようと、、言ってくれた。。
あの時の、緊迫感にかんじが似てる。。。。
力強く、それでいて決意を秘めた、
真っ直ぐに自分をみつめる十兵衛の瞳。
十兵衛って、やっぱり、かっこいいよなぁ、、と花月がちょっと
頬を赤らめ見とれちゃっていると。。
そんな十兵衛の口からでた言葉は、、

「なぁ、花月、俺と笑師とどっちが面白いと思う???」
(ぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・・)
思いも寄らぬ台詞に絶句する。。。。花月。

十兵衛は、昔から、負けず嫌いだった。。。。。
笑師、と言えば、かなりなショックを受けるだろうし、、
(それに、ギャグを言うことによって、喜ばしていると多大な
勘違いをしてるっぽいし)
両方だよ、と答えたら、どっちか決めろと言うにきまってる。。。
 
答えは、、、、ひとつだ、、、、
「も。。。もちろん、、十兵衛だよ。。はは。。。」
(ひきつった笑顔がばれやしなかったろうか?)

「そうだろ〜〜。そうだそうだ、ソーダ水」
(ぜ、、ぜんぜん、ばれてない、、、、、)

花月は、、このとき、、「十兵衛のほうが面白い」と言ったことに、、
後々も後悔させられることとなる。。。。

その頃の笑師と亜紋の帰り道。。。。
「なぁ、あもやん。俺ら帰ったあと、奥さん大変やろな〜〜」
「そうだね、、、あの寒い駄洒落を一人でうけとめる、、
なんて羽目になってなきゃいいんだけど、、」
「そやな、、。それやったら、めちゃ気の毒やで。。。」

二人の悪い予感は、どんぴしゃど真ん中で大当たりだった。。

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うわははは 得意げな十兵衛と 美人なのに虚ろな目をした
花月の対比に大ウケです(笑)
憑依されちゃったゴーストバスターを
暖かく 見守ってあげようとする花月の決意が
いじらしくも…カワイそうな結果に(^_^;)

しかも、台所駄洒落ネタ 続けてくれてるしっ
すごいですわ ふーかさんv
ソーダ水といえば、昔 「ソーダー村の村長さんが
ソーダを飲んで…」というダジャレ(?)があったけど
あれの元ネタって何だろ…
今思うと 別にシャレにもなってないし…