昼メロ劇場22

「…今日は えらい疲れたなぁ」
溜息を付いた笑師が、自宅の扉を明ける。
仕事自体は、通常と変わらぬものであったが
十兵衛の指導で かなりの体力を
使ってしまったらしい。
 
「あ、えみやん お帰り〜」
体質の都合で、笑師のようにバイトができない
亜紋は 自宅で出来る仕事で 金を稼いでる。

「ねぇ 今日さ、俺達のデビュー衣装
考えてたんだ!インパクト有るように、赤系と青系の
ツナギっぽいジャージ!…どうかな?」

にっこりと嬉しそうな 亜紋の笑顔に
疲れた心は癒されるが、…どうしても言えない一言に
内心 泣いていた。
(あもやん… ずっと山奥で お笑いとも縁遠かったんやな。
すでに かなり前から、そおいう二人組 
デビューしとるで…不憫や…)


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亜紋の持ってるジャージ、色の調整に失敗して
茶色になっちゃいましたが、赤っぽい色ということで。
すんません…ついつい楽しくて
どんどん私が話を 脱線させてます
俊樹〜 ごめんよ… 私が最後に俊樹書いたの
何話だっけ(^_^;) 

亜紋 個人的には水色の髪設定だったんですが
本来違うようで、今回はこちらにしてみました