【東巻】ハルマキとの結婚をオレは断固として阻止する




お隣に住む巻ちゃんは、生まれながらのエロ・テロリストだ。
その証拠に、健全的なる青少年だったはずのオレは、ひと目で巻ちゃんに惹かれた。
「ほら、ご挨拶なさい」と言われ「ゆーしゅけショ」とピースサインを出した巻ちゃんにオレは、その頃からメロメロだ。
ピースサインは、2歳という意味だったと知ったのは、親御さんの説明からだった。

……13歳差。
今までのオレは、同い年もしくは年上にほのかな憧れなりいいなと思うことはあっても、10以上も離れた相手を、そんな対象になんて考えたことすらなかった。
悩んだ俺は、時代の贈り物ネットの海で、色々調べてみた。
己の性癖は、どこか歪んでしまっているのだろうか、いわゆるロリコンという奴なのだろうかと。

だが巻ちゃん以外に子供を見ても、まあ微笑ましく思ったり、元気だなあと思ったり、躾のなっていない子供だなどと思うことはあっても、そこまでだ。
オレを魅了するのは、巻ちゃんだけだ。
おずおずと手を伸ばしてきて、オレの指先をきゅっと握ってきた時のときめきは、淡い初恋相手だった子とフォークダンスで手を繋いだときの、数倍嬉しかった。

普通の子供であれば、熱い物を口にしたらびゃあびゃあ泣き叫ぶところを、巻ちゃんは目を潤ませて、「あちゅいショ」と舌を差し出す。
真っ赤になった舌を見て欲しいという心なのだろうが、それはもうエロい。
未亡人ボクロと呼ばれる、目元のホクロと口元のホクロ、どちらか一つを装備しているだけでもエロさは数割増しだというのに、巻ちゃんは二つとも備えている。

エロ黒子×エロボクロ=エロエロエロエロと、倍では留まらない色気。
まだ幼いのに、こんなに色っぽい巻ちゃんを、世間に放置していいものか。
ならん、ならんよっ!
世間には色々悪い輩がはびこっている。
巻ちゃんの初々しい肢体に、白い肌、儚げで守りたくなる雰囲気をもちながら、征服してしまいたい危うさ。
……こんな巻ちゃんを、一人にしておくなど、けしてしてはいけないことだ。
初めて巻ちゃんが挨拶に来てから、オレは巻島裕介専属のボディーガードになった。

人見知りの息子が、こんなにも懐くなんてと、巻ちゃんのご両親も喜んでくれている。
ありがとう未来のお義父さん、お義母さん 巻ちゃんはオレが成長するまで、無事見守ります。

そして将来、国内は無理でもどこか同性婚を認めてくれる国で、オレと巻ちゃんは幸せになってみせますので、安心して下さい。

――だが、そんなオレの計画は思わぬところでピンチを迎えようとしている。

「……もう一度、言ってくれないか巻ちゃん」
にこにこと、上気した頬でオレにささやき掛けた言葉が信じられず、俺は聞き返した。
こくんと頷いた巻ちゃんは、とっておきの秘密を話すのだとばかり、オレの耳元を愛らしい両掌で囲い込みひそひそ話を繰り返す。
「ゆうしゅけね、おっきくなったら、ハルマキと結婚するショ」

ハルマキ……どこの誰だか知らんが、いい度胸だ。
保育園の友達か?
オレの巻ちゃんに、オレの知らぬところで結婚の決意をさせたという手腕には一目置くが、巻ちゃんを手に入れようとするものには、オレが立ちふさがると思い知れ。
ハルマキなどと、食べ物のような………ん?
まだ見ぬハルマキという男を、想像していたオレはそこで止まった。

巻ちゃんの好物は、ウィンナー・棒アイス・そして春巻だ。
どれもこれも、棒状のもので、お口の小さな巻ちゃんは、食事のときにめいいっぱい頬張って、時折「んっ」などと喘ぎみたいな声を、洩らしながら食べている。
ええいもう、食べる姿までエロいなんて、どこまでオレを心配させる。
好物までエロ・テロリストにふさわしい何て、オレの心配は尽きないよ。

そんな巻ちゃんのために、オレは少し変わった春巻まで、作れるようになってしまったほどだ。
ジャガイモをスティック状に切り、チーズとベーコンを並べ、春巻の皮で包んで揚げるというもので、簡単だけど子供の好む味だ。
凝った料理を作る、巻ちゃんの母親には頼みにくいのか、巻ちゃんはこれが食べたくなると
「東堂ぉの、春巻、食べたいショ」と可愛くねだってくる。

オレの春巻……!幾らでも頬張ってくれ巻ちゃん!!!!!

大丈夫だ、あつあつふうふう食べているその姿を、オレの心の目に焼き付けるだけだから!!
「あちゅい、ショ」って、涙目になりながら、舌をこちらに伸ばし見せてくる巻ちゃんを、凝視するだけだから!!!

…いかん、話題が反れてしまったな。
ハルマキ……ひょっとして巻ちゃんの言うハルマキは、春巻の事だろうか。
おそるおそる尋ねてみると、巻ちゃんはこくんと頷いた。

「オレがハルマキのお嫁しゃんになれば、ハルマキいつでも食べられるショ!」

ナイスアイディアとばかりに、ぱちぱちと手を叩く巻ちゃん。
ああ、なんと言う愛らしさ。
ちなみに巻ちゃんが、お婿しゃんではなくお嫁しゃんと表現しているのは、オレの英才教育の賜物だ。

幾ら日頃から仲がよくても、やはりある日いきなりオレが、巻島家に訪れてこう言うのだ。
「裕介くんをオレの伴侶に下さい」
普段から親しく、余すことなくオレの巻ちゃんへの愛は伝えているが、やはり多少心臓に悪いだろう。
だから今のうちに、巻ちゃんの口から親御さんに
「ゆーしゅけ、おっきくなったらじんぱちの、お嫁しゃんになるショ」と伝えてもらっている。

ちなみに、ご家族の反応は
父「裕介、…まだお前にそういう話は早い」
母「まあ尽八くんが義理の息子になるのね嬉しいわ」
兄「……ゆうが自分の意志で言ってるなら反対はしない そうじゃなかったらぶっ潰す」
であったので、とりあえず母君は、すでに味方と思っていいだろう。
兄である、レンさんとは、今後ゆっくりオレの巻ちゃんへの愛情を解ってもらおうと思っている。
まだ可愛いわが子の嫁入りを考えたくないであろう、お父上に当たるのは、もう少し巻ちゃんが成長してからにしようと思う。

…オレとて、巻ちゃんのような子供ができて、ある日いきなり隣人の息子から「巻ちゃんをオレに下さい」なんていわれたら、ブチ切れる自信はあるからな。
こんな愛らしい子を、今のうちから手放す覚悟なんて、できなくても当然というものだ。

だがしかし、巻ちゃんに『結婚をすれば、おっきくなってもずっと一緒に居られるし、離れることはないのだぞ』と教えたのがまずかった。
巻ちゃんは、好物の春巻とずっと一緒にいたいと思ったのだろう。
その思考回路はこのうえもなく、かわいらしい。
だが巻ちゃん、オレと春巻の両方との結婚はできないのだよ、わかってくれ。

「……巻ちゃん、残念ながら……ハルマキとは結婚できないぞ」
「ショッ!?」
俺の発言にショックを受けたらしい巻ちゃん、その小さな口元が震えてしまっている。
「今の日本の法律では……配偶者を食べてしまうと、警察に捕まってしまうのだよ」
「お、おまわりしゃん?」
「そう 結婚した相手を食べるなんてけしからん!そんな奴は牢屋行きだ!と…」
牢屋には檻というものがあって、ガシャンと鍵を掛けられて、閉じ込められてしまう。
「…ゆ、ゆーしゅけ 牢屋にがしゃーんショ!?」

配偶者を食べるというのは、何の罪に当たるのだろうか。
…そもそもハルマキという、無機物相手に結婚ができるのかどうかという疑問があるのだが、まあそれはいい。

泣きべそをかいて、いやいやと首を振る巻ちゃんを、オレは優しく抱きしめる。
「だが巻ちゃん……オレと結婚すれば、春巻もウインナーも、アイスも食べ放題だ」
「ショ!?」
「安心してくれ巻ちゃん オレは巻ちゃんが望むのならキャビア入りだろうがフカヒレ入りだろうが、どんな高級春巻だって切らさぬ程度に稼ぐと誓う!」
ただしアツアツはふはふと、頬張る姿はオレの目の前限定だがな。
「…東堂ぉのハルマキは?」

……ここで、オレのあのポテトベーコンチーズという、簡単極まりない春巻を持ち出してくるか!!!!!
ああもう、エロだけでなく、ラブまで持ち合わせたテロリストめええええええっ
オレを巻ちゃんへの愛で、きゅん死させるつもりなのか!!愛してるっ!!!

「巻ちゃんが望んでくれるなら、オレはいつだっていっぱい作ってあげる…そして頬張って、オレの春巻」

んっと苦しそうに、眉根を寄せて、山神の春巻を頬張る巻ちゃん……ああ、なんとエロい……そして尊い…!

「うんっ!じゃあゆーしゅけ、東堂ぉとけっこんするショ!!」
たった今の泣きべそを忘れたように、巻ちゃんは晴れやかに微笑んで、オレを見上げた。
「そうか…では…これにサインをしてくれないか?」
オレが取り出したのは、誓約書。
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【結婚誓約書】

巻島裕介は(以下甲とする)東堂尽八(以下乙とする)
と18歳になったら挙式をし、甲は乙の妻になることをここに誓います。

平成○年○月○日

名前        印
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「…これ、なんショォ?」
「巻ちゃんが大きくなったら、オレのお嫁さんになるという約束の印だよ ほらここに名前……はまだ無理かな、オレが代筆をしてやろう」
そして近所の文具屋で購入した、巻島印を押し、その横に巻ちゃんの拇印を押してもらう。
指先を朱肉に押し付け、冷たいショォと面映げに笑う巻ちゃん、なんてまばゆいまでの愛らしさだ。

さあこれで、言質は取った。

常に色気溢れる、無意識なラブエロ・テロリストを守るためならば、オレはどのような手段でも使ってみせる。
勿論法的にこんなものは、なんの根拠もないが、純粋無垢な巻ちゃんは、この誓約書を破ったら、お巡りさんにがしゃーんとされてしまうと思っているだろう。
いやオレが、思い込ませて見せる。

大人気ない?そんな雑音は聞こえんな。
それもこれも、生まれてまだ数年にも満たぬというのに、未亡人なみの色気とエロオーラを放つ巻ちゃんへの愛ゆえだ。
ああ巻ちゃん、今日もかわいいよ巻ちゃん、巻ちゃん巻ちゃん巻ちゃん!!!


ウィンナーと春巻と、棒アイスの好きな巻ちゃん!
危険なものからは、オレがすべて身を挺して護ってあげるから……!
「巻ちゃん、大好きだよ」
「くはっ オレも、好きショォ……」

早く来い、巻島裕介18歳の誕生日。
そしてその日は、オレと巻ちゃんの永遠の記念日となるだろう、ああ…尊いマイ・ラブエロテロリスト巻ちゃん
早く君を、マイスイーツと呼びたくてたまらんよ…

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ここからは、ツイッターで呟いた東巻その他日記シリーズコネタです

元ネタは特になく、ふと思いついたものをや小説を没にした物ですので、もしどなたかがこれを
元にお話や漫画などにご利用くださったら、嬉しく思います
ありがちネタも含まれておりますので、重複したネタ元さんがございましたらすみません
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*東堂尽八ファンクラブホームページより抜粋

デートしてくれと言い出せない東堂さんは
巻島さんにぶつかって大げさに痛がって
「悪いと思うのならば…次の土曜日オレと買い物に行ってもらおう」
と言って約束を取り付けたそうで、さすがオレと自画自賛してましたが
それは古来からある当たり屋という手法ですよね
*モブ男日記

クリスマス、サンタさんを待つちび巻ちゃんを起こさぬよう
そっと枕元を訪れたが、目を覚まされてしまった。
サンタさんはいないのかと泣かれる覚悟をしたが、
目をキラキラさせて
「とーどぉはサンタさんだったショォ…!」と言われた
……可愛すぎか!!!!!!!
*東堂育児日記

ミーティングに福富さんが遅れていて
なんとなく一日ハーレムの王様になれたら、どんなタイプを
侍らせるの話題になりました
色っぽい系充実させるとか可愛い系まぜるべきだとか
ざわついてきたところを
「巻ちゃん一択」の一言で終了させて、静かさにさせた東堂さんは
流石です
*モブ男日記

巻島さんのクラスがメイド喫茶をやる。
当然箱学の前髪の人も来て、「巻ちゃあああん!」と叫んどった。
「……お帰りくださいませ、ご主人様」
「巻ちゃん!巻ちゃんが!!オレにおかえ……え?」
…おかえりやのうて、帰れ言うとる
巻島さんのああいうトコ、結構好きやわ
*鳴子の日記

「…またサンドウィッチか?東堂は米派だと思ってたショ」
そういって差し入れを受け取る巻ちゃんは、サンドウィッチを食べるとき両手で
パンを持って食べるから、すごく可愛い
だから差し入れはおにぎりではないのだと、絶対伝えない
*今日の東堂日記

東堂さんがたまに「素晴らしい…50巻ちゃんだ」
「ならんよ、それは…100巻ちゃんもらわんと割に合わん」
と誰にも通用しない単位を使ってくるんだけど、
どう対応すればいいですか 誰か教えて下さい
*今日のモブ男日記

思い余って新開さんに尋ねてみたところ、
オレは1裕介くん=米一年分って計算してるけど?と言われました
100巻ちゃんは米100年分ですか……それは奥が深い……
そして真波の米一年分と新開さんの米一年分って倍ぐらい違いそうな
*モブ男日記続き

オレと巻ちゃんの関係を尋ねたら「友人ショ?」と返された。
運命のライバルとか特別な相手とかもっといろんな言葉があるだろう
と主張したら
「…ふ、普通じゃない友人?」と上目遣いで言われた。
…巻ちゃんは天然だから仕方ないと自分を慰め、ちょっと泣いた
*今日の東堂日記

猫を拾った巻ちゃん、猫は警戒しているのか「ショォォ」みたいな
威嚇声しか発しない。
巻ちゃんが一生懸命「にゃあショにゃー、ほらにゃあ」猫「ショァァ」
「違う…にゃあ、ショ!」「ショァア」「にゃあにゃ」「ショォォァッ」
みたいなやり取りを繰り返し至高のひと時だった。
*今日の東堂日記

ところで巻ちゃんのブルマ姿が見たいのだが、それは巻ちゃんにブルマが似合うと言うのではなく、
ブルマを履かされることで恥らう巻ちゃんがいいのだという理論武装
*今日の東堂日記

手が冷たいショと言った巻ちゃんが、悪戯げに笑ってオレのシャツ下
じか肌に手を突っ込んできた。
東堂あったけーっと顔をほころばせているのは可愛いのだがな、
前に同じことをオレがやったときはすかさず殴られた記憶があるのだが
どういうことだろうか解せぬ
*今日の東堂日記

東堂への最大の嫌がらせは何になるかと論議、オレか新開が
巻チャンと英国で結婚して東堂庵に訪れるってのになったんだけど、
真波が「それ死亡フラグですね〜」と指摘して、
俺らが人生最大のピンチを迎えるって結論になったから
東堂に嫌がらせは巻ちゃんが絡まぬようしておく
*荒北のツイート

巻ちゃんが無防備だと説教したら「そんな事ないショ」
と言い返してきた。
「じゃあ試してみようか、巻ちゃん目を閉じてくれ」
と言ったら、そのまま閉じた。
だから!それが!!!無防備だと言ってるのだよ!!!
ダンッ!(机を叩く音)
*今日の東堂日記

東堂がオレを褒めるときは、あふれ出た気持ちを伝えずにいられないといった様子で、眩しい
…オレがお前を褒めるときは、きっと、どこかに下心があるショ、…ごめんなと言ったら、東堂は何故か
嬉しそうに微笑んでいた
*巻島日記

荒北が我が家に来るとチビ巻ちゃんは嬉しそうだ。
「やしゅとも、遊ぶショ!」「コラァ巻チャン 年上を呼び捨てにすると…こーだ!」と髪の毛をわしゃわしゃにされてるのに、
巻ちゃんはきゃあきゃあ喜んでいる。
…何故だね巻ちゃん!!オレの名前は呼んでくれた事ないのに!>血涙
*東堂育児日記

保育園のお迎えに行ったら、ちび巻ちゃんがしょんぼりしていた。
どうしたのかと聞くとお遊戯で赤頭巾になったという「ゆうしゅけ、あかじゅきんじゃなくてガブガブしたかったショ」
どうも狼がやりたかったらしいが、巻ちゃんガブガブは一般の人に通じないぞ
*東堂育児日記

サッカーでユニフォーム交換をしてるのを見て、ああいうのってなんかいいよなって言ったら、
東堂が目の色変えて、俺らのジャージ交換しようとか言い出した。
卒業してからでいいという約束になったけど、他人が下着もなしに履いてるレーパンなんて気持ち悪くねえのかなァ
*今日の巻島日記

東堂が食べ終わったアイスの棒を、「巻ちゃん、コレをやろう」と寄越した。
オレそんな趣味ねえよ、お前じゃねえしどうしろって言うんだよって途方にくれてたら、アタリの文字があった。
…うん、その色々悪かったショ
*今日の巻島日記

色々悪かったと思った直後
「だから巻ちゃん そちらの食べ終わったアイスの棒をくれ」
と言われた
…やっぱオレ悪くねえショ
*巻島日記続き

「毎朝オレに味噌汁作ってくれないか!」と言われたので「追いバルサミコ酢入れていいか」って聞いたら
「毎朝オレの味噌汁飲んでくれないか!」にプロポーズを即効訂正されたショ
*巻島日記

ちび巻ちゃんが「ゆうしゅけ、まずいショ」と泣いてた。
よく解らんが慰めようと「巻ちゃんは絶対美味いぞ!」と言ったら「まずいショ!おいしくないショォッ」とガン泣きされた。
知らない奴についていったら食べられると怒られて、自分はまずいと主張していたらしい。色々すまん。
*東堂育児日記

思い悩んでる風情の東堂さん、どうしたのかと聞たら
「お前たちはいいな…せいぜいキュートなのセクシーなのどっちが好きなので悩む程度だろう…オレはそれに加え
ミステリアスな巻ちゃんにエレガントな巻ちゃんもいるのだよ、どれを選べと…言うんだ!」
巻島さんって何人いるんですか 
*モブ男日記

東堂さんが、遠巻きに巻島さんが見てるのに気づいてか、いつもに増してファンサービスをしてました。
ああこれは、妬いて欲しいんだろうなと思ってたら、ニヤリと笑った巻島さんが横の田所さんの肩に抱きついて、疲れたッショォと寄りかかってました。
音もなくかけよってく東堂さん見てて面白かったです、巻島さんの勝ち
*
箱学モブ男日記

ちび達が一緒にぴよぴよサンダルを履いて遊んだ
大きく音がする歩き方ショ!ってゆらゆら歩くちび巻ちゃんと
音がしない歩き方だぞ!ってすーっと歩くちびぱち
お互いに目をキラキラさせて、すごい!って相手を見ててなごんだ
*東堂&巻島育児日記

東堂がちびに、 ぴよぴよサンダルを買ったと聞いて、うちもちびぱちに買ってやった。
…すげェな、こいつ。まったく音をさせねえで歩く、忍者か。
音をさせずに歩いてのどや顔は、面白かったショ
*巻島育児日記

ちび巻ちゃんに歩くと音がするサンダルを買ってあげた。
一歩進んではキュっ二歩あゆんではキュッキュッと音がするたびに「ふおぉぉぉっ」ってキラキラ感動した顔でこちらを振り向く
大きく音を鳴らそうと、左右にゆらゆら揺れて歩く。可愛すぎて死んだ
*東堂育児日記

そのしなやかな背中と、長い髪を目前に見せて、巻ちゃんは逃げる。
…逃げられるからこそ、追い求めたくなると言うのに。
なあ巻ちゃん、獲物が逃げると追いたくなるのは本能なんだ、諦めてオレと向き合ってくれと言えば、巻ちゃんは泣きそうな顔をした。
*今日の東堂日記

外出先で、キレた東堂さんと荒北さんの言い争い。
放置していたら、待ち合わせしてた巻島さんが現れて、オロオロして困ってた。
巻島さんが頑張って声かけたら、とっさに「ああン!?」って言われてビクッとし、荒北さんが慌てて謝ってて東堂さんは真顔になって面白かった。
*真波の日記

マックのポテトが食べたいと出たのに、何故か帰ってきた時はキタアカリを持ってた
東堂がカタクリ粉をまぶして揚げると、ファストフードに近い味になるっていったけど、チヂミの素しかなかった
切ってまぶしてしばらく放置してフライパンに入れたら、出来上がったのはジャガイモのチヂミだった 
美味かったショ
*今日の巻島日記

「お帰り巻ちゃん!オレとお風呂にする?オレとご飯にする?それともオ・レ?」
「…定番の台詞をこうもウザくさせるお前の才能すげェショ…」
「ウザくはないな!」
反応に困ったのですが真波君が拍手していたのでボクも拍手しました
僕らの存在に時気づいた巻島さんは真っ赤でした
*小野田の日記

東堂の「大丈夫」は安心感あるなあと言ったら、「巻ちゃんの大丈夫は、信用ならんよ」
そう言って東堂は、どこかつらそうに笑ってた
*今日の巻島日記

二人で走っていたら、電柱の影に白いものが見えたと同時、巻ちゃんの顔がパァッと輝いた。
わくわくした様子で、その横を通過したら途端にショゲた顔になってた。
アレは多分、白いスーパーの袋を猫と勘違いしていたんだろうな、かわいい
*今日の東堂日記

「巻ちゃんのすべてをくれとは言わんよ だが巻ちゃんのすべてを愛することは許して欲しい」
コイツのトークが切れるは伊達じゃなかったんだなって、そのとき初めて思ったショ
カッコ良すぎてむかつく、イケメン爆ぜろ
*今日の巻島日記

巻ちゃんの登りを目前で見た奴は、その気がなくても、揺れる細い腰に妙な気持ちになるらしい。
そんな巻ちゃんはクライマーの間で、ピーク・エロテロリストと呼ばれている。
そいつらに静かにかつ徹底的してアタックをしかけていたら、オレはいつのまにかスリーピングアサシンの異名をもらっていた
*今日の東堂日記

今日のレースオレが勝ったら『様』付きで呼べと、賭けをした。
一位は無論オレだ、さあ玉虫オレを東堂様と呼ぶといいと、探してやったら
「あ、カチューシャ様っショ」と抜かしやがった、覚えてろ
*過去の東堂日記

スイカ割をしようぜという話になって、同窓会を兼ねて箱学総北の皆で海へ。
一番手、立てた木刀に両手で縋って、パーカー水着姿に布で目隠しされた巻ちゃんは、完全にアウトな図だった。
ならんよ巻ちゃん…
※スタッフが慌てて変なアイマスクを購入しに走りました
*東堂日記


天気予報雨の確率30%で、傘を持ち歩くかという話題になった。
「え、でも70%の地域で降らないショ?」の意味がわからなくて、問い詰めたところ、千葉の30%で雨が降る=確率30%だと思っていたらしい
どんな天気予報だ
*今日の東堂日記

「ナァ巻チャン あんな独占欲丸出しの鬱陶しい奴やめて、俺にしとかねェ?」「ふざけるな荒北貴様っ!」
…東堂と荒北がケンカしたらしいけど、オレを巻き込んでダシにするのはやめて欲しいショ
*今日の巻島日記

料理中に携帯が鳴って、巻ちゃんが「東堂、電話ショ」と台所に伝えにきてくれた。
よく知ってる名前なので、「今、手が粉まみれで出れんのだよ ちょっと出てくれんか」って言ったら
「え、え……えっと…東堂ショ?」って携帯で答える巻ちゃん ぎゃんがわ
*東堂日記

天才だと自称している東堂だけど、その掌は潰れたマメ痕や鍛錬のため皮膚は硬い。
だがオレはその指先こそが、好きだった。横で眠る東堂に、イタズラ心で指にキスをしたが、起きる様子はない。
そのまま舐めてみたら、眠っているはずの東堂がぱちりと目を覚ました。
「行儀が悪いな巻ちゃん」
※続きはスタッフがおいしくいただきました
*巻島日記