小説版サマーウォーズ感想 角川文庫版
細田守原作/岩井恭平著

こちらは挿絵が表紙以外なし 以前読んだ角川版と違って映画を見てるだけでは
解らない細かいキャラの動きや設定などが色々書かれており映画でファンになった方
にもオススメ

健二と佐久間が同い年はともかく、そうか野球少年こと了平君も17歳で同い年だった
んだとか、佳主馬は13歳でお兄ちゃんかそれは複雑だろうなとか、翔太兄は21歳だった
んだ何となく一族は大学出なイメージがあった
からもう少し上かと思ってたとか年齢表だけで色々ニマニマ

そして物覚えの悪い私には、家系図は正直とてもありがたい(笑)

なっちゃんの行動が、他の媒体よりイラッとこないなあと思ったのは何故かと考えたら
「本気で健二の好意にまったく気付いてなかった」描写があるからかな

他のだとどう見ても、「自分に好意を向けられてるのを知ってて、あえて無視したり
手玉に取ってる」ように感じるのですが、本人そうでなく天然で気がついておらず、
気付いた後はそれを意識して反応してるのがむしろ微笑ましく普通に可愛かったv
プラス、ラストの戦いも「ナツキが一族で一番勝負強い」と彼女でなければ駄目だと
言う理由が説明されてたし

佳主馬やキングの設定、どうして佳主馬が「ちゃんと取引先に言うみたいに言って」と
駄目出ししてきたか、理一さんが最後「君の能力すごく世間の役に立つよ?暗号解読班
にこない」と健二スカウトなど、本編でも見れなかったエピソードがいっぱいです

ぜひ一読を!