20110704ご参加者様 (ご来訪順)

柚木様・みつき様+葉月



映画絵チャのはずが、映画残念 11.5巻絵チャに
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1枚目は落書きなので保存しておりません(笑)
QPロイだけじゃ不公平とQPハボを描いたりと落書き色々してました
2枚目はこちら



映画はオリジナルのジブリ系漫画として見たら面白かったけど
鋼錬の映画として期待していったらがっかりだなあ…とか思ってしまった
愚痴をこぼしてしまった後は(ロイの存在空気過ぎたんだもん 指パッチン
ひとつもなしって…)11.5巻最高!な話題
20P中5Pもハボが!(ハボファンの喜びって小さくても喜べる幸福という
なの不憫が…>泣)ロイは映画とかで普通にCMに出てるからどうしても
期待しちゃったのでがっくりだけど、11.5巻は情報貰う前まで
「映画には出なくても…11.5巻に少しでも出てたらいいな」レベルの期待
でしたので、…色んなハボ嬉しかった!

あの「負けてられない」発言の後、ハボは空見ながらリハビリやロイの元へ
戻る決意固めてましたよね!の話題から左の絵
そして みつき様がそれにあわせたお話を…
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「わりィ、ちょっと躯起こして貰えるか?」
エルリック兄弟を見送って病室に戻ってきたフュリーにハボックが言う。
メガネの奥の目を一瞬見開いたものの、フュリーは黙ってハボックに手を貸した。

「大丈夫ですか?辛くない?」
体を支えやすいよう、背中に枕を当ててフュリーが聞く。
それに頷いて「サンキュ」と呟くとハボックは窓の外へ視線を向けた。

そのまま何も言わずに外を見つめるハボックを見て、フュリーは林檎を剥いてくると
病室を出ていく。
それには答えず、外を見つめ続けるハボックの耳に静かに扉が閉まる音が響いた。
ハボックは暫くの間外をじっと見つめていたが、やがて腹の底から息を吐き出す。
太く長く吐き出した息は今までハボックが胸の奥底に溜めこんでいた諦めや絶望を
も外に出したようだった。

「まったく……15の子供に気付かされるとはな」
ハボックは苦笑してそう呟く。
すっかり諦めに慣れ切っていた自分が恥ずかしかった。
「何もしてないうちから諦めるなんて」
こんな自分を見たら彼は何と言うだろう。
きっとあの黒曜石に怒りと軽蔑を宿して自分を見るに違いない。
それだけは耐えられそうになかった。

「負けてらんねぇ」
ハボックはそう呟いて未だこれだけは自由になる手を握り締める。
握れば手首から腕へと筋肉が引き締まるのを見て、ハボックは唇の端を持ち上げた。
「まだやれる事は幾らでもあるじゃねぇか」
そう言って見上げる先に広がる青い空。

「アンタがあそこまで駆け上がるなら絶対追いついてみせるから」
言い切るハボックの顔には、かつての不敵な笑みが戻っていたのだった。


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ああああもうっ!ハボックの決意が伝わってきて嬉しすぎる…!
色んな話題&素敵なお話おつきあいありがとうございました






ご来訪ありがとうございました!