ボツネタ救済 タバコ

前半小説で書いたところで何か続かなくなって放置していたネタ
オチだけsai(ペイントツール)の練習で描いてみようかなと漫画で無理矢理続けてみたものです
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横に居れば煙いし、食事時に吸われれば不味くなるし、煙は目に
沁みるし、せっかく洗濯したものですら煙草臭くなるし。

…それでも煙草をくわえた瞬間の、普段あまり見せない素の顔を
覗かせたハボックの表情は珍しくて嫌いじゃないし、お前が纏う匂い
もイヤじゃない。

だからと言って吸い過ぎだ。

互いの出張やら遠方での演習視察やらで、すれ違いの二週間。
久々の邂逅は、何故かヒューズの執務室でだった。

場所が場所だけに迂闊な会話はできないし(ヒューズの事だ 自分
の部屋に盗聴器を仕込んでいても私は驚かないぞ)奇妙に盛り上が
ってしまう破目になっては…困りすぎる。
アイツはまさにココで現われるか!という瞬間に「よぉっ待たせたな」
とにこやかな笑顔で乱入してくるに違いない。

多分ハボックも思ってることは同じで、落ちる少し重い沈黙。

静けさの中二人きりが辛い仲ではないが、…会話の変わりに絶え間
なく火をつけるそれは何本目だ。目の前の灰皿は吸殻が山になって
いるではないか。

…煙たい。禁煙しろとは言わないが、少し慎め。…注意してやるか。



この直後ヒューズ登場(笑) ハボの服襟他間違ってますごめん